丈夫で長持ちするマンションについて
マンションの寿命は、建物の構造、材質、管理の善し悪しによって大きく違います。
給排水管 |
給排水設備の老朽化対策も大切です。 給排水管は15〜25年と言われ、特に都市部の水道水には減菌のための塩素などが多く含まれ、配管類が錆びてしまいます。
定期的な保守点検と交換しやすい構造が望ましいとされています。
当マンションは、給水管には錆びや衝撃に強い塩ビライニング鋼管を使用し、また給水管が交換しやすい二重床工法を採用しています。
雑排水管においては、清掃を2年に1回実施する管理費計画としています。 |
管 理 |
管理会社は住友グループの管理会社「住友不動産建物サービス」に委託します。
諸設備の点検を2ヶ月に1回実施します。
受水槽、消防設備などの法定点検と建物診断カルテを無料で作成します。
20年の長期修繕計画に基づき修繕計画を立てています。 |
構 造 |
鉄筋コンクリート内部の鉄筋が錆びないように、コンクリートのかぶり厚さを十分にとり、対応しています。(図面集主要構造概要参照) |
上階からの音について
上階からの音はトラブルのもとで、重要なポイントです。
床スラブ |
上階からの音を防ぐためには、床のコンクリートスラブ厚さが150mm以上、小梁が入っていない工法なら180mm以上と一般的に言われています。
当マンションは、小梁を入れた工法で200mmを確保しています。 |
床下地 |
床下地は、置床工法の二重床工法を採用しています。
床コンクリートとフローリング材の間にフリーフロアーと厚さ50mm遮音マット(グラスウール)と厚さ20mmのパーティクルボードを入れた遮音等級:LirL-40、LirH-50の製品を採用しています。
また、当マンションは、スラブ厚さ200mmを確保していますので、メーカー換算値ではLirL-40、LirH-50の遮音等級となります。 |
梁 |
重量床衝撃音は、梁で囲まれたスラブ面積が関係しており、スラブ面積が小さいほど音が小さくなります。
当マンションは梁を入れたラーメン構造で設計されています。 |
床の遮音規準
日本工業規格JIS規格 |
等級 |
軽量床衝撃音LirL |
重量床衝撃音LirH |
集合住宅の生活状況 |
L-40 |
ほとんど聞こえない |
遠くから聞こえる感じ |
気がねなく生活できる |
L-45 |
サンダル音は聞こえる |
聞こえるが気にならない |
少し気をつける |
L-50 |
ナイフなどは聞こえる |
ほとんど気にならない |
やや注意して生活する |
L-55 |
スリッパでも聞こえる |
少し気になる |
注意すれば問題ない |
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室内の音について
家族それぞれ最低限のプライバシーもポイントです。
水まわり |
台所を除くトイレや洗面室・浴室での発生音は、家族といえ聞かれたくない場合があります。
当マンションでは、水まわりが居室とリビングに面している場合は、間仕切壁のプラスターボード(厚さ 9.5mm)を片面だけ二重(普通は一枚)に貼り、壁を厚くして対応しています。 |
排水管 |
排水管が入っているPSが、居室・リビングに面している場合は、間仕切壁のプラスターボード(厚さ
9.5mm)を二重(普通は一枚)に貼って対応しています。 |
ポンプ、エレベーター等マンション内部の音対策も重要なポイントです。
エレベーター/
機械室 |
住戸とエレベーターシャフトが接しないように配慮した設計をしております。
また、エレベーター機械室のない新しいタイプを採用しました。 |
加圧ポンプ |
受水槽から各住戸へ水を送る加圧ポンプを受水槽の基礎部分に設置します。
よって、上は受水槽、壁はコンクリートで囲みます。
また、ポンプ本体と土間の間に、防振ゴムを挟み伝導音を防止します。 |
サッシ |
セミエアータイトサッシ(遮音等級:日本工業規格Rm(1/3)-25等級)を採用しています。
遮音等級25等級とは、外部の音(周波数125〜4000ヘルツ内の場合)を室内に25デシベル低減できるサッシの規準のことです。 |
健康対策について
室内の化学物質対策も、大切なポイントです。
JIS規格「E0」/
JAS規格「Fc0」
対応品 |
合板やビニールクロスなどの接着剤などに含まれるホルムアルデヒドは、空気中に放散されると健康を害する恐れがあります。
そこで、当マンションは住宅生産団体連合会「住宅内の化学物質による室内空気質に関する指針」に基づき、床(フローリング、パーティクルボード、ベニア)、木製建具、扉などでこのホルムアルデヒドを極力排除しているJIS規格「E0」、JAS規格「Fc0」対応品を使用しています。 |
ノンホルマリン
タイプの接着剤 |
壁・天井:壁・天井などのビニールクロスには、ノンホルマリンタイプの接着剤を使用しています。 |
その他 |
住戸内のLDにはφ150mm、対角の部屋の洋室1にはφ100mmの給気口を用い、常に新鮮な空気が入ってくるように配慮した設計としました。 |
ホルムアルデヒド
放散量等級表 |
JIS規格 |
JAS規格 |
平均値 |
最大値 |
E0 0.5mg/I以下 |
Fc0 |
0.5mg/I以下 |
0.7mg/I以下 |
E1 1.5mg/I以下 |
Fc1 |
1.5mg/I以下 |
2.1mg/I以下 |
E2 5.0mg/I以下 |
Fc2 |
5.0mg/I以下 |
7.0mg/I以下 |
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マルチメディア対応について
マルチメディア時代に備えて当マンションでは、次のような対策を講じています。
マルチメディア
コンセント |
パソコン、電話、FAX等マルチメディアをいろいろと部屋で楽しめるように全居室にマルチメディィアコンセントを設置しています。
マルチメディアコンセントには、TV(CS、BS、VHF、UHF用)アウトレットと2口コンセントと電話アウトレットを設けています。
電話アウトレットにはデジタル回線用(8極4心)とアナログ回線用(6極4心)の2つの配線のモジュラージャックがついています。
尚、当マンションは電話回線を1住戸2回線まで増設可能です。 |
ISDN |
ISDNを引き込むことで、各部屋に配線してあるデジタル回線を利用して、インターネット、FAX、テレビ電話等のマルチメディアをご利用いただけます。
ISDN引込み位置は、LDの電話台に設置してあります。
ISDN申込に関わる工事、諸経費、ターミナルアダプタ等は別途有料になります。
尚、屋内配線は配線済みですので、ISDN引き込み位置を変更しなければ工事費はかかりません。 |
耐震設計について
当マンションは、建築基準法の新耐震法以外に独自の耐震規準を設け、次のような耐震設計を行っています。
耐震設計 |
・柱と柱の間を内法10.5m以内とする。
・建物がL型形状の場合、エキスパンションを設け、剛性率、偏心率ともにバランスの良い建物とする。
・ピロティ部分を極力設けない設計とし、最下階から最上階まで耐震壁を設け剛性率を上げる。
・上階で戸数を減らすことと、上階に従って柱・梁を小さくすることにより、建物の自重を軽減し、地震力を低減させる。
・コンクリートの風化、劣化を軽減させるため、極力コンクリート打放しやモルタル仕上げを行わず、外廊下・バルコニーの床には防滑性ビニールシート貼りとする。
但し、階段部分等の一部には、モルタル仕上げがあります。 |
住宅の品質確保の促進等に関する法律について
「住宅の品質確保の促進等に関する法律(以下「品確法」といいます)」が平成12年4月1日に施行され、従来と違うポイントは次の3点です。
瑕疵担保責任 |
住宅の瑕疵担保責任期間は、多くは2年程度でした。
それが新築住宅は引渡しを受けた時から10年、基本構造部分の欠陥に無料補修等を請求することができるようになりました。
当マンションは、基本構造部分(外壁・屋上・柱・基礎等)の瑕疵担保責任について、10年保証いたします。 |
住宅性能表示制度 |
「住宅性能表示制度」が創設され、建設大臣が指定した指定住宅性能評価機関が設計図書の審査と計4回の現場検査により、住宅の性能水準に関する情報を共通のものさしにより表示・評価する任意の制度です。
当マンションの住宅性能表示は、次の自己評価とし、指定住宅性能評価機関へ評価書交付を申請しておりません。 |
指定住宅紛争
処理機関 |
住宅性能表示制度を活用した住宅について、万一トラブルが発生した場合は、指定住宅紛争処理機関に申請することにより紛争を早期に解決することができる制度です。
当マンションは、住宅性能評価書の交付を申請しておりませんので、同制度は利用できません。 |
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